変更履歴に残るのは、記録することを選んだ編集だけです
契約交渉には必ずあの瞬間があります。相手方から「ご指摘を反映しただけの同じ文書です」と返ってきて、誠実な対応は確かめること以外にない、という場面です。Word自身の比較機能はライセンスとデスクトップアプリの向こう側にあり、変更履歴の記録はあくまで任意です。オフのまま編集が一度でも入れば、記録は不完全になります。2つのファイルを直接比べれば、信じるかどうかという問題そのものが消えます。バージョン間で違っている箇所は、記録の有無にかかわらずハイライトされるからです。
突き合わせは文書の構造に沿って行われるため、2ページ下に移っただけの段落のせいで文書全体が光ることはありません。段落は対応づけられたまま保たれ、本当に文言が変わった箇所だけが示されます。修正された文の中では、変わった単語に印が付きます。支払条件の30が45になったような変更が、ひと目で見つかるのはそのためです。
レビュー全体の一部として
機械的な比較は「何が変わったか」に答え、判断は「それが重要かどうか」に答えます。契約書なら、変更後のバージョンを契約書分析にかけてリスクと義務を洗い出し、レビューの確認項目は契約書のバージョン比較の進め方をご覧ください。PDFもPDFを比較で同じように比べられ、比較ツールの一覧では場面ごとに適したツールが分かります。